ひょうご労働安全衛生センター
ひょうご労働安全衛生センター 兵庫県下の労働者の権利と安全・職場環境の保全 石綿・アスベストなどに関する労災・職業病のご相談はこちら

兵庫県下の労働者の権利と安全・職場環境の保全top pageセンター概要topics機関紙活動案内入会案内お問合せリンク
ホーム > トピックス > 16/07/20


センター概要

ひょうご労働安全衛生センターからのトピックス
 ひょうご労働安全衛生センタートピックス 2016-07-20 石綿国賠訴訟 九州で初の和解成立 鹿児島地裁
アスベスト・メンタルヘルス・長時間労働・労災・職業病

 


 昨年12月4日に鹿児島地裁に提訴した石綿国賠訴訟は、7月20日の期日において和解が成立しました。

 被災者の前村さんは、大阪府茨木市にあったカナエ石綿工業で働き、石綿とガラス繊維を混合させプレス機械で成型する作業に従事しました。2002年に悪性胸膜中皮腫と診断され、06年に茨木労働基準監督署から業務上災害の決定を受け、07年に76歳で亡くなられました。
 提訴後に国は、「作業は工場のどの場所で行われていたか(工場の見取図等を作成の上、これに基づいて説明されたい。)」「(被災者が)製造に従事していた製品の作業工程。」「(被災者から)どの程度離れたどの場所において、どのような作業から、どの程度、石綿粉じんが発生していたのか。」等々について明らかにするよう求めてきました。
 前村さんの場合、地域の人に出稼ぎを勧めるまとめ役でもあったため、カナエ石綿に一緒に出稼ぎに行った同僚2名から当時の話を聞くことができ、その内容を陳述書として提出することができました。通常でしたら、30年も40年も前の同僚を探し出すことは、ほぼ困難です。
 陳述書を提出したのですが、国は、その同僚2名がカナエ石綿で働いていたことを明らかにする資料を示せと更に求めてきたのでした。二人の陳述書は嘘かもしれないから信じられないということです。年金の記録を調査したところ、カナエ石綿で働いた数ヶ月間の年金加入記録が見つかりました。事業主が年金をかけていなければ、和解にはさらに時間を要したと思われます。
 和解に至るまでの国の執拗な求釈明は、被害者・家族の心に刺さったトゲを逆なでし続けました。アスベスト国賠の原告となりうる対象者は、少なくとも全国で1000名を超えると推測されますが、これまでに裁判所に提起した被害者は僅か78名です。国は、対象者に対する周知活動を強めると共に、提訴後は速やかに和解するよう対応を見直すべきです。


 

アスベスト・長時間労働・石綿・メンタルヘルス
トピックス一覧へ





アスベスト・長時間労働・職業病などのご相談はひょうご労働安全衛生センターまで










ひょうご労働安全衛生センター

センター概要

活動報告

機関紙

活動報告

入会案内

お問合せ

リンク

サイトマップ





NPO法人 ひょうご労働安全センターの情報このページのトップへ

サイトの著作権はすべてひょうご労働安全センターにあります。無断転用等は固くお断り致します
NPO法人 兵庫労働安全センターの情報